代表挨拶


代表取締役社長 鷲見 健吾

 寿美工業はものづくりに携わる多くの方々の熱意と努力に支えられ、今年で創業83年目の年を迎えました。

 これまで私たちは、お客様に最適なものはなにかということを真摯に考え、お客様が必要とするモノやサービスを支障なくお届けすることをモットーに、長く事業に務めてまいりました。このモットーは令和を迎えた現在においても、決して変わるものではございません。

 しかし時代は変化し、単にモノやサービスを支障なくお届けするというだけで皆さまのお役に立てる時代ではなくなりました。お客様と仕入先様との間に立ち、そうすることでこれまでにない新たな価値を生み出していくことが出来ないのであれば、私たちが今後必要とされることはないでしょう。

 ものづくり現場を進化させる優れたモノやサービスをコーディネートし、お客様が持つ課題を解決するソリューションとして最適な形をご提示すること。また、そこから最大限の効果を引き出す活用手段を、お客様、仕入先様と共に徹底して模索していくこと。そしてそれらモノやサービスを末永く、支障なくご活用いただくため、受発注、ロジステックなど、付随して発生するあらゆる業務を最適化すること。そうすることで、これまでになかったまったく新たな価値、そして利益を生み出す仕組みをトータルでデザインしていく。それが、私たちの使命です。

 この使命を果たすため、私たち寿美工業は、これまで長く培ってきた経験と信頼に裏打ちされた知見を活かし、誠心誠意お客様の課題解決に取り組んでいく所存です。

 しかし、私たちがどのような取り組みをすべきかという点においては、それは自分たちがやりたいと思うことを好きなように考えればいい、というものでは決してなく、その問いに答える最初の出発点は、常にお客様の声の中にあるものと信じております。

 私たちはお客様と仕入れ先様をつなぐ交換手として、実りある豊かな価値を生み出す企業として立っていなければ、存在する意味を持ちません。

 そのためにはまず、お客様の声、仕入先様の声に徹底して耳を傾け、お客様以上に仕入先様のことを知り、仕入先様以上にお客様のことを知ること、そのことが前提となり、またそのような姿勢こそが、自らの使命を果たす第一歩になると考えています。

 その上で、必要とされる製品やサービスをお客様の元に支障なくお届けし、それらを最も適した形でご活用いただくための信頼に足るアドバイザーとして、常に技術と知識の修練に努め、自らを高めていく努力を続けていかなければなりません。

 これらの努力を続けていくため、私たち寿美工業はメンバー全員が、自らの仕事、そして自らの使命に大いなる誇りを持ち、お客様と仕入先様の双方に、これまでにない、まったく新たな価値を生み出していくことに飽くなき情熱を傾けていく覚悟です。

 そうして、ものづくり現場への価値創造を確かなものとすることで、寿美工業として、強く社会への貢献を目指していきたいと切に願っております。

 私たち寿美工業は、日夜お客様と仕入れ先様の声に耳を傾け、この活動が私たちの社会により豊かな価値と利益を生み出すものであるよう、常に自らの事業はどうあるべきか、そして何を目指し、何処に向かうべきかを真摯に考え、力強く、たゆまぬ努力を続けていく所存です。

寿美工業株式会社
代表取締役社長 鷲見 健吾